須藤凜々花は、なぜあの時『結婚宣言』したのか？ AKBの闇

　

　母が勤めていたスナック『Aqua』の客筋を集めた集金誕生会で、須藤凜々花(現在は大野凜々花) と彼氏・圭君は、初めて出会った。2015年11月23日のことだ。圭君は、須藤母の10歳年下の愛人男の親友という立場であった。どうやら兄貴分の新しいイロの娘がアイドルだと聞いて、最初は好奇心から近づいたようだ。

　テレビで美談仕立てで語っていた片思いで1年間も自分からアプローチしたという須藤の発言は、嘘だ。手間をかけ豊島区から世田谷まで電車を2回も乗り換え須藤母の愛人の線から近づいていった圭君が、1年も手をこまねいていたなどありえない。スナック誕生会に顔を出した須藤(酒をひっかけてから握手会に出たような須藤が、未成年飲酒をした可能性は高い)を実際に見て気に入った圭君は、須藤母の愛人にねだってもらい家族同席で須藤と対面している。その時にメールアドレスやLINEなどを交換した。

　2015年の末には二人は、交際を始めている。いつから男女の関係を持ったかは二人しか知らないだろうが、一年後ということは有り得ない。どう遅くみても2016年6月の須藤が44位をとったAKB選抜総選挙前である。須藤が選挙の重圧に耐えかね男にすがったといったところだろう。

　強いように見える須藤の精神は、実は脆弱である。それは真摯に困難に立ち向かえず、嘘や開き直り、奇抜な言動という安易な方法に頼って乗り切ろうとする特徴から明らかだ。

ツイッターで20万人以上に嘘

結婚宣言まで1年間会っていたと発言。嘘をつきすぎ過去の発言を忘れている

(追記） 2018年2月に須藤は下記の発言をした。やはり嘘であった。

Asagei+ HP

https://www.asagei.com/excerpt/98263

>インタビューで、件の婚約者との交際が始まったのは“2015年の秋頃”と答えたのだ。当初は2016年の年末と発表していた須藤だが、1年以上前だったことになる

男からもらった服を着た画像を何度もファンに配信。須藤凜々花Twitterより(現在は全削除)

週刊実話2018/10/26

「AKBは交際御法度がルール。しかもファンに投票させるだけさせておいて、開票の席で結婚を明かす暴挙。正直者を装ったものの、実は結婚相手とは1年以上も前から半同棲状態だったこともバレた。とんでもない嘘つきです」

　(-略-)

「これまで、色エロと男性問題があったといいますからね。彼女は結婚前に“私は処女”とテレビで言ったことがあるのですが、内状を知る事務所関係者も呆れて怒る気にもなれなかったとか」(芸能プロ関係者)

　この記事は、少し飛ばしすぎに感じる。『色エロと男性問題があった』可能性はあるにしても、須藤が圭君に強い恋愛感情を抱いたことは間違いない。

　おそらく圭君の『言いつけ』であろう。圭君から与えられたキャラ服やバンド服を着た画像を何度もファンに送りつけている。また、男に宛てた私信であろうSNSを頻繁に流している。上の画像の『一緒に寝ることにします』という文章は典型的なものだ。この文面から2016年6月には既に肉体関係をもっていたことがうかがえる。

　アイドルである須藤にこんなことをさせて喜んでいる圭君は、劣等感が強く他人を後ろから蹴ることで不平不満を解消するタイプの男だ。暗く孤立しがちな性格で無駄にプライドの高いヤツというのが面識のある人たちの一致した人物評である。そのくせ女にはマメで、それなりにモテるというのは不思議ではある。

　自分の生誕祭の記念シャツを男のお気に入りバンドであるSyrup16g(精液の隠語)のシャツのパクリにして、自分を祝ってくれている人たちに着させる。このようなファンを愚弄する須藤の行いの多くは、圭君の指示によると考えられる。秘密である須藤凜々花との関係を『見せびらかし』優越感にひたりたいという圭君の背反した衝動が、このような愚かな行為を命じた動機であろう。　

　 臨床心理士である圭君は、ファンに対する侮蔑の気持ちを須藤に植えつけた。芸能人は上、ファンは下 などという心理操作は、須藤のアイドル性を殺すようなものだ。バレたらどうなるか知りながら計画的に近づいた件といい、圭君には須藤の将来に関する配慮は、全く見られない。

　須藤凜々花を手に入れると圭君は、それまで付き合っていた女を捨てて須藤に乗り換えたという。一時期はフタマタにかけていたということになるわけだ。須藤はそのことを知っており、二人のスキャンダルを暴いたのは圭君に捨てられたその元彼女ではないかと疑っていたようだ。

　実際に須藤のスキャンダルを暴いたのは、圭君が我慢できず見せびらかしたごく親しい友人である。警察でも尾行するのが困難なタクシーで通っていた須藤なのに、行き先を容易に突き止められている。最初から圭君の住所が割れていたのだ。これが何よりの証拠である。須藤凜々花の関係者や須藤母の筋からの情報提供ならば、圭君の住所までは知られていない。

　6月に入ってからすぐにツイッターに下のような『nmb須藤りりかアンチ』アカウントが作成された。その『友人』によるものである。須藤の『お泊り』が撮影されたのは、6月8日だ。

　筆者は、実際にツイッターのDMでこの人物と話ができた。圭君の身辺についてはやけに詳しいのに、須藤凜々花の芸能活動に関する知識は貧弱なものであった。彼に間違いあるまい。

「NMB48の須藤りりかさんは東京に彼氏がいます。ファンの皆さんは騙されています。ファンを騙すような彼女がこれ以上メディアに出ると不愉快なので暴露します」

 　極端な自己中心性と他者に対する共感性の欠如。色濃い幼児性。劣等感。弱い自我を守るための攻撃性。多くの点で圭君の人柄は、須藤凜々花のそれと酷似している。内面より外見を重視し、知能は高いのに『賢さ』が無いという意味で愚かであるという特徴は、瓜二つといってもよい。さらに悪いことに、須藤に対して専門知識を悪用している。

　初めて44位という順位を獲得した2016年選抜総選挙会場でのスピーチ「母が癌になり、卒業を考えていた」という発言は、なんとしてでも目立ちたいという須藤の衝動が表れたと共に、東京で圭君の下宿に外泊する為の口実づくりでもあっただろう。須藤は、嘘をつくことにまったく躊躇がない。

2017年9月。NMB脱退2週間後

嘘でかすめ取った44位にこの笑顔

　2016年秋にはNMB運営に『男バレ』したようだ。須藤は、この時期から交際が始まったということにした。一年ほどサバを読んだわけだ。騙していた期間を短くしたほうがより純愛らしく見せかけられそうだと計算したのだろう。

　須藤の男関係は、スタッフやメンバーの一部、それに外部にも漏れていた。結婚宣言直後の芸能紙には、以前から交際が噂されていた医療関係者… と書かれている。一部のファンすら須藤に、なにか違和感を感じ始めていた。

　圭君と出会って一年後の2016年11月30日生誕祭の時点で、アイドル須藤凜々花は、もう崖っぷちに立たされていたのだ。

生誕祭公演。この一週間前には、圭君のアパートに連泊していたはずだ。スピーチで「私は逃げ…て…まして」などと口ばしり泣きだすという、異様な生誕祭であった。後ろの吉田朱里の表情に注目。彼女も何か感づいていたのか…

　須藤の圭君に対する感情は、弱い自我を補完する依存に近いだろう。ある種の精神的傾向の者に見られる強い執着心も加わっている。圭君の身代わりにもらった菓子の空箱を握りしめて握手会に出ただの二人で商店街をおんぶして歩いただの、大人の成熟した恋愛とみるにはあまりにも幼稚なのだ。そして、圭君の須藤に対する気持ちは、優越感を得る為の道具といったところだ。

　出会った頃の圭君は、須藤凜々花という人間を愛したのではない。これは須藤凜々花個人を知る以前から計画的に『アイドル』に近づいていったことから明らかだ。そして須藤は、圭君が好きなのは有名人であることを理解していたようである。そしてそれが当然であるかのように受け入れている。

 『営業』のために哀れな身の上をアピールしたり平然と嘘をつけるという特徴が、須藤の自尊心が極度に低いことを明らかにしている。プライドが高いように見え、時に何か癇に障ることがあると異様な攻撃性を現わすのは、他者の言動により脆い自尊心が容易に傷つくからであろう。

2016年4月3日付モバイルメール

　AKB選抜総選挙の立候補締切りは、3月末日である。立候補締切り日の数日後の4月3日に父親の死を告白したメールを送りつけた魂胆は、見え透いている。

　(2018年11月追記)

　取材の過程で「須藤凜々花の父親は在命している。面識もある」という証言と、「亡くなっている。須藤は母親とともに葬儀に参列した」という矛盾する証言を得た。困惑させられていたのだが、2018年10月のネット配信で須藤が、母の離婚後に何人もの『新しいお父さん』がいたと告白したことで疑問が氷解した。生きているという父は、その『新しいお父さん』なのだろう。その中で最も長かった『お父さん』は、背に鯉の入墨をした男で、須藤がAKBドラフト生だった時期に恐喝で逮捕されている。また、痴話喧嘩で須藤の母を骨折させたという。

　葬儀に参列した人から話を聞く事ができた。須藤父が死亡していることは、間違いない。驚いたことに父が義足であったのも事実だった。しかし、『お父さんが子供を助けて…』のくだりは、どうやら話しを膨らませているようだ。彼は池袋のかなり繁盛したキャバクラの経営者であり、その従業員であった19歳のキャバ嬢を妊娠させその20歳の誕生日に凜々花を産ませた。須藤父は、自らを犠牲にして人助けをするような人物ではなかったようである。須藤は、事実の中に嘘を混ぜ話を膨らませる。
　須藤父の死因は、自殺である。親の死を偽造し票泥棒したと非難されても、父の死について頑なに触れたがらなかった理由は自殺だからであろう。さらに、須藤の性格の尋常ではない歪みから、入れ替わり現れた『お父さん』たちに性的虐待を受けてきた可能性すら想像される。
　須藤の母親が癌であるという告白については、全ての取材対象が一笑に付した。須藤母の勤務先には、癌スピーチの直後からなじみ客からの電話が次々とかかってきて多大の迷惑を被ったという。

　姉弟を引き取った母親は、地域で評判になるほど男出入りが激しく(その多くは勤めていたスナックの客であった)、須藤自身が放送中に漏らしたように狭い自宅に男を連れ込み娘の横で声を上げてセックスに励むという『女』だった。自宅から歩いていける駅前で水商売をしており、須藤は、子供時代からそのスナックに出入りしていた。

スナックにて中学時代の須藤。酔客に混じり徹夜でカラオケに興じていたという

　子供を深夜まで酒場に連れ歩くという非常識な親の元で、そのセックスを見せられるという虐待やネグレクトを受けてきた須藤には、人死や病気で嘘をついてはいけないという程度の常識を育むことができなかった。

　数千・数万の人たちに、今日は親の命日という嘘 (あるいは事実だとしても)をバラ撒いて同情で票を買おうという『票乞食』は、まともな神経ならば自尊心が邪魔をしてなかなかできない。そのためらいが須藤にはないのだ。善意の人たちの同情心につけこもうとする須藤は、卑劣であるとともに卑屈でもある。

進路が決まる2013年ドラフト会議前日のブログより。須藤家は赤貧というわけではなくエステに通う余裕くらいはあっただろう

　AKB選抜総選挙とは、凄まじい金権選挙である。票とは、カネのことだ。結婚宣言の一年前の2016年総選挙の時点で須藤は、もう隠れて圭君とつきあっていた。すでに嘘をならべて多くのファンからカネを巻き上げていたわけだ。

　男と関係を続けるならアイドルとして先は無い。ところが、アイドルでなくなったら圭君に捨てられるかもしれない。捨てられない為には、どうすればよいだろうか？

　圭君を『結婚』という制度で縛ればよい。漠然とではあろうが須藤は、こんなことを思いついたのだろう。NMB運営に『男バレ』して出世コースから外れた2017年の初頭から、しばしば番組中で結婚について発言し他のメンバーを困惑させている。

　制度を裏口から利用して頼ろうとする、いかにも須藤らしい発想である。そこには、ひたすら欲望を追求する自己中心性はみられるが、相手や周囲を気遣い思いやるという本当の愛は無い。須藤にとっては、こんなシロモノがお気に入りのフレーズ、『自分に正直に』なのである。常に自分中心であり他者との関係性や社会性が皆無である点を、改めて指摘したい。
　とはいえ須藤には、積極的にファンを詐欺にかける意思はなかったようだ。最終日にようやく立候補したこと。同時期のフェイスブックに須藤の母が書いた娘と『結婚』についてひと悶着あったことを匂わせる文が、須藤が選挙に乗り気ではなかった証拠である(ただし、圭君は、結婚する気など無く、結婚宣言の前日!に携帯電話!で了承させられ、非常に困惑していたという)。

　立候補届を出したその瞬間を撮影した画像の表情を見れば、須藤の内心を知ることは容易である。これは感情を殺し表情を消した、いわば虐待児の貌だ。

2017年3月31日。立候補受付最終日

　「NMBを任せて下さい」などと積極的な集票活動をしたことが、多くの嘘がバレた後でりりぽんファンのみならず多くのNMBファンの怒りを買った。おそらく須藤は、『投票してくださいは大事な仕事』などと浅はかな自己欺瞞を繰り返していたのだろう。このお題目が脳内に固着し、NMBをクビになった直後に炎上騒ぎとなった『営業発言』につながったと思われる。

2017年9月放送

 

　選抜総選挙イベントの2日前に圭君をなど身辺の人たちが取材を受け、スキャンダルが暴かれることを須藤は知った。そして自分はアイドルとして終わったと判断したようだ。有名人ではない須藤凜々花を、圭君が変わらずに愛するだろうか？

　圭君を縛り、後にテレビでアケスケに述べているように自分の商品価値(つまりカネということだ)を高めるため、全国に放送される大舞台で結婚発表することを決意したのだ。須藤は、選択に迷うと常に攻めに行く。

　(2018年11月 追記)

　結婚宣言の5日程前から記者が、須藤の立ちまわり先を取材していたことを確認した。お泊まり写真は撮っているのだから、もう逃げも隠れもできない。須藤の周辺を取材しネタを拾おうとするのは当然だ。直後に須藤へ「記者が来た」という連絡が行った。須藤は、スキャンダルを暴かれることを知りながら最後まで熱心な集票活動を行っていたのだ。これでは意識的に詐欺を働いたといわれても仕方あるまい。優しい善意の人逹を利益をもたらす単なるモノとみなければ、とてもこんなことはできまい。自己の利益の為には他人の気持ちや犠牲を全く顧みない須藤の徹底した自己中心性には、悪い意味で実に驚嘆させられる。

結婚宣言(6月17日) 二日前のツイート。もうスキャンダル報道されることを知っていた

 

　須藤は、極めて演技的な人間である。非常識な言動で他人を騒がせ注目を浴びることが、低い自尊心を満たし弱い自我を保つエネルギーになっている。そのためには見えすいた嘘をつくことも辞さない。須藤が恥知らずで羞恥心が無いようにみえるのは、そのためである。

　同時に須藤は、ルールを破ることにカタルシスを感じる反社会性を隠し持っている。息をするように嘘をつき恩人ですら平然と裏切る性質は、自尊心や共感性の欠如とともに須藤の持つ反社会性の表れでもあろう。ライブの際に舞台から飛び降り、観客が将棋倒しになる危険をかえりみず客席に走っていった事件などが良い例だ。多くの人は、りりぽんらしい少しいきすぎたサービスだと好意的に受け取ったが実際は、須藤の持つ『ルールを破りたい』という衝動の発現であったのだろう。
　2018年3月に放送された番組で須藤は、「恋愛禁止は破るためのものだ」と発言した。お飾りの『恋愛』という単語を省き、ルール→破るためのもの と少し言葉を吟味すれば、その危うさがよく分かる。

 

NMB脱退から半年。卑しい顔になった

　破るためのルール という転倒した思いつきは、ルールそれ自体を消失させる。砕いて言うなら、恋愛禁止は、破るためのルールです(私はあなたを騙します) と全てのAKBのメンバーが明言し実行したら、ファンはいなくなりAKB自体が存続できない。この須藤の発言は、メンバーはルールを守れ。アタシはルールを破る(破った) と述べていると同じである。自分は破る。皆は守れ と、恥ずかしげもなくテレビで公言しているわけだ。そして自分以外の皆は、ルールを守ってくれるとたかをくくり、社会の寛容さや他者の良識に甘えている。社会に寄生し、そのことになんらの疑問も抱かず公言しているのである。

　もちろんそんな子供じみた態度が許されるのは、中学生かせいぜい未成年までである。とても成人の言うことではない。この発言には、須藤の持つ幼児性、モラルの低さ、非常識さ、そしてやはり反社会性がよく表れている。

　舞台から飛び降りるという須藤の行動は、何日か圭君のアパートに泊まった、有体にいえば彼らが何日もアパートにこもりセックスにふけった少し後の握手会で行われた。それまでほぼ毎日更新されていたSNSが、彼らの記念日であろう出逢いの誕生会、11月23日から5日ほど停止していることから、仕事熱心だった須藤がなかなか長期間の逢瀬に夢中になっていたと容易に推測できる。
　少し前には顔を隠して男の元に通い、ほとんど外出もせずに何日も泊まり込んでいたのだ。善意あふれる大勢のファンを目の前にして良心の薄い須藤でも強いストレスを感じたことだろう。そのストレスを解消するために行ったのが、舞台から飛び降りて観客に向かって突っこむという行動だった。事故が起きたら握手会の存続が危うくなることなど、全く顧慮していない。

　ここでは自らの行いが招いた葛藤を解消する為に、その立ち位置自体を根底から崩そうという破壊的な衝動がみてとれる。これは『結婚宣言』にも通じるものだ。葛藤をもたらした行動を改めるのではなく、無意識的とはいえ『場』自体を破壊して解消しようとしている。この破壊的な衝動は、やはり極端な自己中心性と幼児性がその土台にあるのだろう。幼児がかんしゃくを起こし、せっかく作った積み木の城をひっくり返すようなものだ。
　様々な性格上の欠陥を抱えたうえに、このような破壊の衝動を有していることから、有能に見える須藤の人生は、『積んでは崩し』の繰り返しになる可能性が高い。

 
2016年12月撮影
 

これらが、須藤凜々花が『結婚宣言』をした主な理由であろう。

騒ぎを大きくして男を縛ること
芸能界にしがみつくこと
目立って話題になりたい衝動
ルールを破る快感に浸ること
葛藤から解放される為の破壊
 

　須藤は、ひどく計算高い反面、思いつきで衝動的に事を起こす。熟慮して結婚すると発言したわけではあるまい。あの場の『宣言』は、スキャンダルに対する苦しまぎれであった。しかし、意識的・無意識的な結婚宣言の動機は、上記のものであったと考えられる。

　ここから本題である。
　立候補の時が須藤の人生の分岐点であった。結婚宣言の時ではない。

　芸能事務所による集金選挙に立候補したその瞬間に須藤は、桁外れの善意を裏切ってカネを巻き上げる詐欺同然の行為を働くことになった。たとえ世間が忘れたとしても(筆者は決して忘れない)、須藤の心だけはそれを生涯忘れないはずだ。立候補した時に須藤はある一線を越え、その後の一連の言動により魂を腐らせていった。

　自分を愛し信じ3年以上も尽くしてくれた人たちを騙して大金を巻き上げたのだ。そんなことをテレビで武勇伝のように誇り、裏切られて悲しみ苦しんでいる人たちをあざ笑うとは！
　なぜ須藤は、立候補したのだろうか？　言動を精査するとこの時期の須藤には、まだ良心がある。おそらくNMB運営の強要と、有名アイドルが好きな彼氏・圭君の強い勧めからだろう。

 

　NMB運営、その親会社である吉本興業とAKSは、所属するアイドル・須藤凜々花の男性関係を知りながらそれを隠して選抜総選挙に立候補させ集金させるという、意識的に顧客を騙す詐欺的な行為を行った。強く糾弾する。須藤がかき集めたカネは、彼らの収益になった。それなのに沈黙を決め込み、すべての怒りと憎しみを須藤に向けさせている。

　AKSや吉本興業が運営するAKBグループは、労働基準法・風俗営業法・児童福祉法などの諸法規に違反している可能性の高い握手会を恒常的に行い多くの人を引き寄せている。そうして集めた人達から選抜総選挙というイベントを利用して莫大なカネを吸い上げるシステムをつくりあげた。その選挙とは、結婚宣言騒動を見れば明らかなように、ペテンである。このようなモラルの無い企業に、カネを落としてはいけない。

 

　『結婚宣言』以降、生活の糧から身の安全まで吉本興業に握られた須藤が、子供じみたわがままを言いながらも彼らのいいなりに動かされていることも指摘しておこう。『自分に正直に』とかいうお気に入りのフレーズは、操り人形の空念仏にすぎない。
　募金詐欺まがいの悪事を働き開き直った須藤は、数千の心優しい人たちを深く傷つけ苦しめた。そのような者が、再びまともな精神に立ち返ることは、至難であろう。

　人々の視線と評判が、須藤の自意識の柱である。須藤凜々花は、常に人々の期待に応えようと演技しているといっても過言ではない人物である。ならば現在の須藤は、いわば負の期待をされたマイナスの人間を演じていることになる。それでは負の人間に退化するのと同じではないか。

　一時的に成功したとしても、それは人格切り売りの炎上芸人といったところだ。須藤は、注目を浴びるために定期的に炎上騒動を起こす。騒がれることで低い自尊心が満たされるからだ。炎上芸は、エスカレートしてゆくだろう。その行きつく先には、なにがあるのだろうか？

(追記)『心身の不調』により、2019年1月末をもって須藤凜々花は芸能界を引退した。
　筆者には、須藤の人格が急速に崩れていくさまが見える。特にそれは、結婚宣言以降ついてきた無数の嘘のせいであろう。嘘は、人間を退廃させる。嘘をつくことは、自らの利益の為に相手の人格を否定することであるからだ。須藤の精神の荒廃は、外見にも影響を与えたようだ。わずか半年で、これほど人相が変わった者は珍しい。
 
（左）2017年6月8日。この日、圭君の家に泊まる予定であった。胸のひらいた服を着て公開収録に臨む。顔を隠すサングラスやマスクを鞄に忍ばせていた。しかし、まんまと記者にお泊りを撮影されてしまう

（右）2018年1月1日放送。以前の仲間たちは前日に紅白出演した

（下）さらに6カ月後。心身を病んだという

その後公開収録を無題欠席。数カ月後に哲学者になるなどという声明を公表。芸能界から転落した

 

　須藤の行く末を考えた。仕事では、一時的に成功するかもしれない。しかし、先に書いたように子供じみた甘えと破壊願望を持つ須藤だ。やはり結局は、『積んでは崩し』の繰り返しになるのだろう。
　問題は、私生活である。家庭を持ったとしても、いわゆる虐待の連鎖により虐待という意識すら無しに我が子を虐待するだろう。

　須藤は、良心を殺すために努力している。それは自らの悪事を咎める良心の存在が苦しいからだ。しかし、良心の無い人間など、人間とはいえない。

まんが学術文庫『罪と罰』より

 

　須藤凜々花は、人間ならばしてはならないことをした。それは自分を無条件に信頼してくれた人逹を、騙し、裏切り、巻き上げ、開き直り、そしてあざけるという行為だ。

　欲に目がくらんだ者を騙したのとはわけが違う。須藤を信じて差し出された善意のカネだ。握手会の須藤レーンでは、よく子供を見かけた。須藤が私欲の為にドブに捨てさせたカネには、子どもの貯金や老人の年金、障碍者の資産まで含まれている。

須藤宛ツイート。読んだはずだ

 

　2018年4月のネット放送で須藤は、「『カネ返せ』は、全然もらってないのでキングレコードに言ってください」 などと発言し再び被害者を愚弄した。自分は分け前を取っていないから知ったことではないという詐欺師の屁理屈だ。

　須藤に分け前がなかったとは、例によっての嘘である。NMBをクビになった後で須藤は、吉本興業の影響力の強い番組に特別扱いで何度も出演している。恥知らずにも番組中に「月収が倍になった」と自慢し、得意満面だ。これが万に近い数の人たちから2500万円以上も巻き上げて吉本興業に上納したことへの破格のご褒美なのだ。

  須藤は、三年も世話になった人々の優しさにつけ込みカネを騙し取り、何度もテレビで彼らをあざ笑うことで、その心をくり返し踏みにじった。須藤を信頼していた人の多くは、精神に障害を負うほど深く傷つけられた。これは、多くの優しい心を『殺した』と言えるほどの、悪である。須藤の裡に良心が安住できる余地はない。須藤凜々花の将来は、次のいずれかだろう。

良心とともに理性をも殺し、動物化して刺激と快楽を追うという道
良心の呵責から、酒・クスリ・狂気に逃げる道
精神が保たずに破綻しての自殺

　須藤は、嘘と裏切りで善意の人たちを傷つけることを繰り返す邪悪で無意味な生を送ることになろう。それに耐えられない心が残っているなら、自らの手で決着をつけるはずだ。その時は意外に早い予感がする。

　もはやそのような人間性を喪失しているなら須藤は、嘘と裏切りを繰り返しながら刺激や快楽を求めて右往左往する虫けら同然に生きることになる。筆者には、そちらの方がより忌まわしい道であるように思えるのだ。

(付) 須藤凜々花と2人のNMBメンバーについて

NGT48キャプテン(当時) 山本彩

　須藤をNMBに加入させ、おそらく後継者として育てていた恩人であるNMBキャプテンの山本彩すら須藤凜々花は、裏切った。そして恥ずかしげもなく「山本が非難されないように、結婚宣言のことを伝えなかった」などと美談仕立ての後づけを述べている。

総選挙同時配信動画より。NMBキャプテン山本彩

　保身のため秋元康など権力者と事前に相談したことを須藤本人が明言している(秋元なら非難されても良いのか?)。しかし、徹底した自己中心主義者である須藤が、山本キャプテンのことまで考えたとは思えない。その時の映像をみればわかる。須藤は最後まで『結婚宣言』を逡巡していた。どちらが得か考えていたのだ。
　下はUSJ特別公演で須藤のMCを見守り指導している山本彩だ。筆者がこの目で見てこの手で撮影した。この公演でのMCとソロ曲は、山本とその指導で須藤の2人だけが行った。当時AKBグループの頂点に立っていた山本が須藤を育てている様子を見た筆者は、須藤が次期キャプテンになるのは間違いないと有頂天になったものだ。

　須藤の努力に感銘を受け、貧しい中で苦闘している姿に共感し、才気に惚れこみ、自分の夢と重ねて資産をつぎ込み三年近くも駆け回って応援してきた人たちを筆者は、数十人は見ている。同情を引くためだろう、ろくな食事もできない程の貧乏であるなどと吹いていた須藤の言葉を真に受けて、プレゼントの体裁で毎月欠かさず生活必需品を送っていた人までいる(おそらく捨てられていたのだろう)。
　須藤は、そんな人逹を完膚なきまでに裏切った。しかも、インチキな謝罪をしてから三ヶ月もたたないうちに、テレビで詐欺同然の行為を武勇伝のように誇り、自分をなにやら被害者であるかように見せかけようとした(いったいなんの被害を受けたというのだ?)。下劣な人気取りのために、かつてのファンを『気持ちの悪いオタク』と描きだしさげすみあざ笑ったのだ。
　筆者は須藤ファンの顔を実際に見ている。心優しい、須藤への善意にあふれた人逹だった。そんなことを須藤は、筆者よりはるかによく知っているはずだ。
　差別意識を拠りどころにして他者を見下し踏みにじるという人間の最も卑しい部分を悪用し、テレビで数百万人の視聴者に恩義ある元ファンを心が狭く醜く汚らわしい連中だと吹き込み、おとしめて嘲笑し、被害者と加害者を入れ替えようと目論んだのだ。下衆なペテンが発覚するまで、そのファンのおかげでアイドルとしてやっていけたのではないか！

　須藤のあまりに下劣なやり方に、こいつには人の心が無いのかと唖然とした。

2017年10月放送。須藤の熱演。インチキ謝罪から三カ月もたってない。現実の須藤ファンは、年齢層が高く高学歴。初めてアイドルに興味を持ったという人が多かった

元ネタは匿名掲示板でよく見かけるこの画像からだろう。気づいた時には吐き気がした

　さすがに非難の声が高まると、「ドチャクソ悪いことをした」などとおちゃらけて見せた。そのうえ「反省したと言えといわれたが後悔していない」などと愚にもつかない言葉遊びで、反省も後悔もしていないと放言した。これでは、再び他人を詐欺にかけると宣言したのも同様ではないか。

　このような者が現実に存在するとは信じられないかもしれない。しかし、子供や老人をも含む数千の人逹に須藤凜々花が現実に行った仕打ちだ。「そんなつもりではなかった」というたぐいの言い訳はあるかもしれない。しかし、筆者の人格にかけて誓うが、ひとつたりとも嘘は書いていない。
　この須藤(大野)凜々花という人物のせいで多くの人たちが深く傷つき、一年以上たった今も苦しんでいる。筆者は、自殺寸前に追い込まれたという人逹と語らった。精神を病んだ人、拒食症になった人、ネットができなくなってしまった人もいる。信じている人に裏切られるとは、そういうことだ。須藤凜々花は、桁外れに多くの優しい心を殺した。

　当の本人が『反省も後悔もしていない』とテレビで数百万人の前で明言しているのだ。 その時が来たら須藤は、再び誰であろうとも躊躇なく裏切り踏みにじるだろう。そして、あざ笑うはずだ。
　下に転載した文は、2018年3月に13歳でNMB48を卒業した溝川実来が書いたものだ。須藤の悪評に心を痛める純真な優しいこの少女が、次の犠牲者にならないという保証は、どこにもない。

元NMB48 溝川実来

りりぽんさんに(NMBを卒業するという)LINEをしたら、りりぽんさんから電話が掛かってきて、「実来ちゃん卒業するの?」って言ってくださって。その声を聞くだけで、大好きな先輩の声や!って思って、久しぶりに大好きなりりぽんさんの声を聞けた!って思って、ほんまに幸せな時間でした。

将来の事とかいっぱい色んな事を話して。普通に世間話とかも話して。やっぱり、りりぽんさんは良い人です。りりぽんさんはほんまに良い人です。

「大阪に来たときは一緒に遊ぼうね。」って言ってくださったり。絶対にりりぽんさんはお仕事が忙しいのに、その一言を言っていただくだけで、ほんまに嬉しかったです。

実来が昇格したときも、一番にりりぽんさんに報告して。お母さんやおばあちゃんよりも、一番にりりぽんさんに「昇格しました!」って言って。りりぽんさんはとにかく良い人です。

　再び書かせてもらう。この心優しいけなげな少女が、心正しい仲間想いの山本彩と同様に須藤の裏切りの犠牲にならないという保証は、どこにもない。

　溝川実来の須藤に対する傾倒ぶりは、少しおかしくないだろうか。母や祖母よりもりりぽんさんを上位に置いている。須藤は、NMB内で地盤を固め地位を向上させるため積極的に若手の心を獲りにいったようだ。

　筆者は、山本彩が須藤に心を獲られた瞬間を見た。

　情けないことに、それを見た時になにか『してやった』という痛快な気分になったのだ。立派な歌手であるとしても山本彩は、まだ20代の女性である。彼女の苦悩や悩みにつけこみ自分に有利なように心を操るなど絶対にしてはならないことだ。須藤に目がくらみ筆者は、そんなことすら判断できなくなっていた。

　純粋な小学生を虜にするなど、須藤にかかれば赤子の手をひねるようなものだ。須藤は、若手の教育係を買って出ていた。なのに隠れてルールを破り、それがバレると全てを放り出して逃げ、それどころかネタにしてひと儲けしようとまでした。なのに溝川実来は、自分が裏切られたことにすら気づいてない。近い将来、この少女が深く傷つくことにならないだろうか。

　須藤凜々花に近づくと傷つくことになる。須藤に関わってはいけない。

2018年3月26日　

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須藤凜々花が消えると発信した事と、ラップファンの皆さんへの忠告

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動画　山本彩-さや姉が劇場で泣く→須藤凜々花に投票→裏切りりぽん

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